[お別れ] 最近のプロフィール帳の使われ方と個人情報保護法 [コンプライアンス]

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プロフィール帳ってご存じでしょか。

photo credit: paintmedioxazine via photopin cc
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「サイン帳」なんて言われ方をしている場合もあるようです。内容と言えば、個人情報のオンパレードを記述するためのメモ帳です。
どんなもんだろうという方は、こちらの「Google様の画像検索」をご覧ください。20-30代だと卒業式の時に友人たちと交換したりしたんじゃないでしょうか。
先日、コンペの会社へ転職する女子に向けて、みんなでこんな恥ずかしい内容を書かされたりしたわけですが、子供向けのをおっさんたちで書く姿を考えたらこわすぎます。こわいけど、お別れの時にプロフ帳ってのは、まぁ一つのアイディアでしょうな。
最近のプロフ帳
最近のプロフ帳

そう、私たちは「卒業式などお別れの時に、親しい相手と交換をしていた帳面」ですが、最近は使われ方が違うようなのです。

ちょうど、この恥ずかしくて仕方のないプロフ帳をネタに、家族で話をしていたときに、嫁と長女がこんなことを言っていました。

嫁「最近は、入学(始業)の時に交換するんだよね」
長女「ちがうよ、お正月の前に交換するんだよ」

どちらも意図が同じなのですが、ともかく「お別れ」の時ではなくて、「初めて会ったとき」か「年賀状の季節」に交換するようです。どうしてか。

個人情報保護法です

そう、今でこそ、どいつもこいつも口に出すことのなくなった彼です。「個人情報保護法」という”個人情報の保護“にある通り「個人情報の保護に関する法律」のことをさしています。
結局のところ、これを正しく解釈できない事業団体が多く、「個人情報もたないが勝ち」という流れができあがりました。その結果、多くの学校では「電話連絡帳を作らない」「学級連絡帳を作らない」など、先生が生徒の親へ連絡を取ることのできないケースまで出てきてしまって、本末転倒な事例が出てきました。

そのため子供同士でも、友人に連絡を取ろうとしたときに、学校からの情報が得られなくなりました。

結果、「クラス編成時」「年末」などの時期に、プロフ帳が活躍する構図ができるようになったようです。まさかのですね。
今でこそ、あまり騒がれなくなった「個人情報保護法」ですが、地味に影響は残っているようです。面白いですね。

そういえば、日本版 SOX法とかもドコ行ったんだろうってくらい、耳にしなくなりましたね。そろそろ落とし穴が掘られてて、落ちる人が出てきそうです。セキュリティとコンプライアンスは、自分を助けてくれるというよりは、陥れられないためにどうやって抜けていくかなので、よくよく理解してくださいな。もたないが正義だと思っていたら、実は持っていた、なんてこともたくさんありますので。

メアドのキャッシュが引っかかるケースもあるんですかねー。

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