3.11 の想い出

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3.11 と言えば「 Windows for Workgroups 3.11 」だよな。


WfW3.11

出オチ感満載

目次

ThinkPad 370Cとの出会い

1995年の入社当時、初めて ThinkPad 370C というカラー液晶ノートPCを買ったんだよね。2.85kg 約 3kg の巨体ノート。当時では軽い部類だったけど、このノートPC運んでて、どんだけカバンこわしたかと。

あらためて、この ThinkPad 370C のスペック見てみるとすごいね。

CPU
Intel 80486DX4 75MHz, 25MHz FSB
RAM
4MB
Graphic
Western Digital WD90C24A Rev B mit 1 MB DRAM, VESA Local Bus
Display
10,4″ VGA Black Matrix TFT 640×480, 256 Farben
Size/Weight
297x210x51mm
2,85kg

すごいね、5cm だって分厚すぎるwwww 今使ってる Macbook Air なんて 2cm ないのにwwww 20年間の進化ですね。昨日発表された Macbook なんて 1.3cm くらいじゃなかったっけ?

さて、1995/11頃に配属されて、会社では Aptivaなんかを使っていて、その時はもう Windows95を使っていたんだよね、会社では。それで、この ThinkPad370Cは、家からのリモート用に使えないかとイロイロ四苦八苦してたわけだ。会社は OS/2基本だったんだけど使い勝手がやっぱり好きじゃなかったのと、Microsoft系の仕事がメインになるコト確定だったので、Windows3.1なんかを使ってワケだ。ライセンス的に持っているものというのもあってね。しかし、まぁ、Windows3.1はネットワークにしぬほど弱かったのよ。

Windowsでネットワークする辛さ

当時、会社では SNA、NetBIOS、TCP/IPが標準プロトコルだった。SNAが業務系で、ファイルやプリンタの共有はNetBIOS、TCP/IPはちょうどその頃出てきた WWW用。仕事するには、全社の2つが必須だったんだけれども、WWW、Gopher、ftpなど、先取りで使っていて、ついには社内標準となる Lotus Notesも TCP/IPサポートになったもんだから、この 3つのプロトコルはどうしても使いたかった。で、Windows3.1 はダメなのよ。どんなにがんばっても、この3つを動かすことができず、IBMが提供するドライバだけに飽き足らず、いろんなの使ってみた。懐かしいところでいけば、Trumpet Winsock なんてのにまで手を出したけど、どうにもならなかった。さらに言うと、ドライバも日本語版はほとんどなくって、ネットワーク系は Windows 3.1のものは、なかなか手に入らなかった。

ここで、Windows95 にするか、OS/2 に舞い戻って、Win OS/2 を使うか、なんてところだったんだけれども、Windows95 のライセンスはなかったし、Windows 3.1のほうが安定してたし(安定する使い方をすれば)、Windows3.1 で ThinkPad370C 起動すると、今の SSD+Win7 くらいの起動速度だったし。手軽だし、軽かったしで、なんとか Windows 3.1の UIのまま、なんとかしたかった。

で、ドライバなんかを探していると、Windows 3.11 なんて表記を見かける。ドコをどう探しても、Windows3.11日本語版なんてものは存在せず、まーた海の向こうでは海賊版でも出てるのかと思ったら、そういうこっちゃなかった。その後やってくる WindowsNT3.1→NT3.5 のネットワーク関係がバックポートされている Windows 3.1 と NT のあいのこのようなもの。Windows95からのバックポートとも言われてたけど、UIや実装見ると NTじゃねぇかと当時は考えてた。事実は知らん。まぁ、そんなことで Windows for Workgroups 3.11 なんてものが、海の向こうではあることを知る。そんでもって、「これなら…」と当時の行き当たりばったりなオレは、なんとかしてこの WfW 3.11 を入手したわけだ。

結果

結果? あ、うまく行かなかったよ、ホントすぐに Windows95 にしたわ。ホントつらかった。思い出したくもないわ。

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