[お酒] 習慣をやめたときの話 [たばこ]

今日は若い女子に、「髪切りました? イケてる」って言われて調子に乗ってるしょっさんです。


特に内容と関係ない

短いほうが評判いいのは知ってるんですけど、楽しくないんです。今回も切るつもり無かったんですけど、美容院のお姉様に「あなたの髪型は堅気じゃない。サラリーマンぽくない」とか 15年通ってて今まで何だったんだと思うことを言われて、半ば強制的に切られた悲しい過去があります。

習慣を断ち切るとき

最近の Twitter でこんなこと書いてたんですけれども。

生きてて、こんなにお酒を飲まずに暮らしたことがないという、それはそれでどうなのかという状況なんですが、過去にも似たようなことがあって。それはタバコです。

たばこをやめた時の話


タバコの看板

もともとタバコってそんなに好きじゃなかったんです。味も嫌いだし、煙も。

タバコが、ちょっとかっこいいんじゃねって世代だったので、なんとなく吸い始めてしまったことが運の尽き、アレルギー性鼻炎をこじらせて、もともと弱い喉をさらに弱くしただけの扁桃肥大な私です。まぁでも、やめるに至るまでは相当長かったと思います。

タバコをやめたきっかけというのは、なんというか「なんとなく」なんですね。たまたま、吸えない機会がしばらく続いていて、忙しかったので吸わないで過ごしていたんですけれども、このときにふと思ったことが「あれ、吸わなくてもいいんじゃね」なんです。「あ、吸わなくても平気なら、このままタバコやめちゃってみようかな」と、何度めかの禁煙宣言(心の中で)です。

私が会社に入った頃は、会社の全フロアに喫煙所が二箇所あって、しかも分煙せず。場所によっては、自席でも吸えるような場所で、周りの大半のメンバーが喫煙者でした。なので、喫煙していることが当然ですし、下手すればお客様との重要な会議は喫煙所、という時代でしたし。それがタバコを辞める頃では、四捨五入して 30階建てのビルの喫煙所が二箇所になっていて、ビル内禁煙という、20世紀では考えもつかない世界でした。そういえば、20世紀末では、初めて行ったアメリカ・ニューヨークもそんな感じでしたね。

その頃はお客様先にいたようなもんですが、それでもわざわざ喫煙所へ行こうとしない限りは、タバコに近づくこともなく、飲み会へ行っても、喫煙者が半数を割っている。「あ、吸わなくてもいいんだ」っていう思いと、環境がマッチしたことで、すんなりとタバコを辞めてしまいました。「ほら吸えよ」っていう20世紀にはよく見た悪友もいませんしね。

よく喫煙者が禁煙をすると「夢に見る」って言うんですが、夢に見たことないんですよね。もともと嫌いだったんだから、まぁそんな感じでしょう。嫌いなもんをやめたらスッキリしますよね。

お酒をやめた時の話


失恋して酒に逃げたことはないけど、ガキ使に逃げたことならある

翻って、お酒は立場がちがいます。大好きです。でも、お酒が元で失敗した経験も豊富です。成功したこともありますが、そんなのは気の持ちようだったと思うので、よく考えれば失敗しかないです。とは言え、お酒は大好きです。

とは言え色々ありまして、お酒はあまり飲んでも良い状態ではなく、多分、飲んでいてもそんなに良いことはないんじゃないかという流れにもなりまして。しばらく、ちょー節制して抑制したら、持病も改善するのではなかろうかと、ちょっと考えました。まぁ、それにそれなりの年齢で、健康にも気を配っていないと、突然重い病気を患うような年齢です。厄年も過ぎたばっかりですし。とはいっても、お酒は大好きです。

そんな頃合いに年末年始がやってきました。大抵、年始に始めたものは、3ヶ月は少なくとも続くので、四半期くらいやめてみたら、身体への影響度もわかって、付き合い方もわかるんじゃないかとふと思うわけです。「一年の計は元旦にあり」さぁ、年始からやめてみよう。ということで、元日から挨拶回りで振る舞われるお酒をどう回避しようかと巡ってみたら、「お酒やめるんです」って言ったら、「お、そうなんだ」ですんじゃう始末。あれ、お酒の回避ってもしかして楽?

一緒にお酒をともにするような人たちは、私が年寄りだと相手も、まぁまぁ年寄りなわけです。とすると、大体の人が健康に不安を抱えていたり、将来を心配したり、周りでいろいろな人を見てきたりしているので、強制しないようになってくるんですね、最近のおっさんどもは。まぁ、今でも「俺の酒が飲めねぇのか」みたいな御仁はいらっしゃるかとは思いますが、ここで合わなければ、他でめぐりあいそうにないので安心です。

ということで、すんなりと「お酒をやめてみよう」という気持ちがそのまま継続するに至ったわけです。でも、お酒は大好きなんですよ、大好きだったはずです。今でも、大晦日の残りのビールが残っていて、いざというときには、これに手を付けようとは考えているんです。が、どうも、酒を飲めばいいような場面に出くわしても「今年はまだ飲んでないし」って思うと、飲酒しようって気にはならないんですね、不思議。元日から始めてみたのは、正解だったか。

まぁでも「おっしゃ、もう俺は酒飲まねぇぜ、やめてやるぜ!!」みたいな気合は一切なく、タバコのときと同じように「ああ、やめてみるか」という気楽なスタートです。まぁ健康問題は抱えているにせよ、飲み過ぎなきゃひどくなることはなさそうですし。とは言え、やめてみたら健康には良いはずだという期待値もあります。なので、ゆるくていいや、飲み過ぎなきゃという感じでのスタートです。

習慣を断ち切ることってのは

私の場合だからなのか、夜の摂理なのか、物事を始めるも、やめるも「ゆるさ」が重要なのかなって感じを常に持っています。「正月だし、これ始めてみようかな」「しばらくやめてたけど、正月だし、ちょっと」なんて感じで年始に何かを始めることが毎年の常ですが、10始めることがあったとすれば、3は習慣になっている感じです。ゆるーいスタートなので、多く始めることは多いんですが、まぁ、実際にやってみて効果があったりなかったり、楽しかったりつまんなかったり、実際にやってみないとわからないことがほとんどです。なのでまぁ、なんとなく始めてみて、相性が悪かったら途中で投げ出しても、他に相性の良いものが見つかればいいかなという感じです。

そして、この習慣は悪癖だなぁ、なんてものも「正月だし、やめてみようかな」「まぁ、そろそろやめてしまってもいいか」くらいのところからスタートして、実は悪癖でもなんでもなく、自分にとっては重要な習慣であれば、また復活するでしょうし、なくても良いものならそのまま習慣ではなくなるでしょう。

気合い入れて始めたり、やめたりするのも一つの方法ですが、始めるもやめるも、実際にちょっとやってみて、継続したほうが良いかどうかを判断するくらいで、ちょうどいいんじゃないですか。どーしてもジンクスでやめられないこともあるでしょうし。

「断ち切る」とか書いてますが、まぁ不要なら勝手にやめちゃうだろうくらいのゆるいやめ方もあると思います。禁煙できたって、今では偉そうですが、禁煙したことは何度かあるわけで、数ヶ月とかのオーダーでやめてたこともありますが、ついつい復活しちゃって、まぁ恥ずかしい。

終わりに

なんとなく、3行くらいでやめようと思ったら長文になってしまうのは、個人的に悪癖だと思うので、今後気をつけていきたい所存です。

[酒と女と] 正月に断酒してみた結果 [男と泪]

年初は休日も続きますし、気分的にも調子が良いので、こうやってblogを書いてるのは毎年茶飯事です。

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どんなに続いても、夏頃には夏バテとともにblogどころか、継続してきたほぼすべてのことをうっちゃらかして、怠惰に過ごすようになるのが、一番の問題です。なんとかしないと。

数十年ぶりにお酒を飲まなかったら

昨日の宣言 どおり、年初から飲酒せずにすごすという奇跡を起こしました。冷蔵庫にプレモル350mlが一つ余ってるので、今週はそれをどこに当て込もうかと考えていたため、外での飲酒は完全に控えていました。とは言え、元日に飲酒しなかったことは記憶になく、コンプライアンス上問題なくなってから、飲酒せずに年始を迎えるということはなかったはずです。もしかすると、クリスマス前のかしゆか誕生日直前にインフルエンザになったことが一度あって、それが長引いてたら飲まなかったかもしれませんが、年始参りはしていたので、飲んでないってことはないでしょう。とにかく、ミラクルです。

飲まないとどうなるか

特にどうってことはないです。

ナチュラルハイなので、普段から、酔っぱらいと同じように酔っ払ったように話してますから、おっさんどもともふつーの立ち居振る舞いです。飲酒しないことで、お酒が無駄に余ってしまう自体だったとは思いますが、それらはそれでおっさんどもが、長い年月をかけて消費するでしょう。

ただ、二つ問題がありました。それは (1)タバコ と(2)過ぎゆく時間 です。

タバコは無理


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タバコを吸わなくなってから、早云年。今では嫌煙家の走りをやっています。歩きタバコしてるおっさんは後ろからドロップキックして飛ばしたい衝動にかられながら、日々生きています。

さて、大抵の年寄りは今でも愛煙家が多く、過去、愛煙家だった自分としては、ルールとマナーにならって喫煙している人を咎めるようなことはしていません。配慮してくれる人は好きですけれども。

さて、このタバコ。酒を飲んでいるときは、ありとあらゆる神経が鈍くなる私にとっては、気に触ることは一切ありません。おかげさまで、飲み会でも気にしないで喫煙可と卓を一緒にすることはできます。そういえば、こないだたん清で、隣の卓に座っている四人が全員、ここぞとばかり肉も食わずにずっとタバコばっかり更かしていたときは、ちょっとそいつらを焼いてやりたくなりましたが、ぐっとこらえました。お酒飲んでても、喫煙量が多く、風がこっちに向かってくる(吸気がうちの卓の真上だった)場合は耐えられない限界ギリギリあたりになることはわかりました。とは言え、そこまで極端でない限りは気にしていません。

が、しかし。

6畳間くらいで窓を締め切った状態で二人くらいに同時に吸われるとダメでした。「あ、帰ろう」って思い、普段よりも早く帰りました。神経過敏状態にある場合、いろいろなものの基準が高いままであることを再認識しました。当たり前か。でも、「帰ろう」って思うほどとは自分でも不思議でした。

過ぎゆく時間が長い


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普段よりも流れる時間が長く、「そろそろ帰ろうかな」って頃合いが、普段よりもまだ 3時間以上前で。流石に早すぎるし、子どもたちきたばっかりで、桃鉄も5年と経過していない頃です。お年玉の回収はすんでいるので、帰ること自体は問題ありませんが、普段よりも早すぎることはやはり問題でしょう。にしても長い。昨日は、いつもよりも集まっている人の数が少ないということもあったのかもしれませんが、それにしても流れていく時間の長いこと長いこと。子供の頃、大人の事情で親戚や知人の家に連れて行かれたときのことを思い出しました。ああ、兄弟がいたらせめて時間潰せたのになぁ、なんて思うことが多かったです。仕方なく、おっさん・おばさんと過ごすことを日常的にしていたことで、年上との付き合い方を学んだ気はします。子供としてよかったかどうかは謎ですが、まぁ娘たちをたくさん作っておいてよかった。

ともかく、お酒を飲んでいないと、流れる時間ってこんなに長かったんだ。まさか、ここまで感覚が麻痺しているものかとびっくりしたものです。

とは言いつつも

30代だったら、「外では飲酒OKにしよう、大変だし」なんてことを考えましたが、自分の身体的影響が大きい今では、そうもいかないので、お酒を飲んでやり過ごすという選択肢はないです。飲み始めると、高が外れることは自分がいちばんよくしっていますし。

それと、嫁娘たちからも、「飲んでないとーちゃんいいね」と言われてしまうと、率先して飲もうということにもいかず。お酒を飲まないで過ごす決意は、むしろ固くなったといえます。問題は夏頃に飽きてしまって、ビールうめぇwwwとかになり始めないかどうかです。尿酸値もとんでもない位置を変遷しているので、どうぞ、みなさまお酒を勧めることのないようお願い申し上げます。

それと、飲み会に行ったときは、タバコ吸ってる人から離れて座ることをお許しください。