[コミュニケーション] 催眠誘導 [人との付き合い方]

我が家に折りたたみのベッドが届いて、30年以上ぶりにベッド生活に戻ることになりました、しょっさんです。


こんな可愛いベッドじゃないけど

持病の関係や、寝床がフローリングだったり、折りたたみの部分に私の住まいの状況が垣間見えますね。ツライ。

コミュニケーションのための催眠誘導

遠出する機会がたまたまあって、本を二冊ほど読み終えました。

こちらの本は、コミュニケーションを取ることに地震がなかったり、うまくいかないエンジニア諸氏におすすめの書籍です。わかりやすいように、ご丁寧にデートとかホテルの誘い方に特化しているのはご愛嬌。

コールドリーディングのやり方を、日常的なと言うか、異性関係に特化して書かれている内容で興味を引きやすくしたものです。本質としての催眠誘導法と、初期に書かれていなかった本文が付け足されています。なんやかんや書かれていますが、結局のところ、「相手に興味を持つ」「観察する」というコミュニケーションの基本を抑えなさいってことです。ここで書かれているテクニックは本質ではないので、テクニックだけ使っても何の役にも立たない事は、本文でも記載されているとおりです。騙されないよう防御策として知っておくことが有用です。 読書メーター

コミュニケーション術を分解すると、次の5つになったりします。

  • Active Listening (積極的傾聴)
  • Logical Thinking (論理的思考)
  • Assertive(ness) Communication (主張型コミュニケーション)
  • Negotiation (交渉術)
  • Facilitation (円滑化)

拙作 Communication for Engineers から

たとえば、上記のように分類したうえで、コミュニケーション術を語る書籍は、それも数多くあります。ですが、こちらの本ではそういったものは取っ払って「催眠誘導」という魅惑的な言葉で全てを語っています。コミュニケーション術と言うのは、ただのテクニックであって、かつ、小手先の技だけでは何もうまくいかないものなのが、「術」としての難しさを持っています。これを克服して、術だけでなんとかデキるある程度の人を「サイコパス」と呼びますが、これはまた別の話。

ともかく、「うまく他人とコミュニケーションできない…」なんて悩んでいる人には、多少は自身がついたり、モチベートする本だと考えられます。タイトルは魅惑的ですし、中身も異性関係だけですが、その術は至極まっとうな話です。お仕事でも、家庭でも友達にでも使えます。

想いを言葉にしよう

結局、コミュニケーションできない人は「想いは伝わる」と常々勝手に思っているフシがあるところです。ある程度の歳になると、もしかするとって思うことはありますが、基本的に言葉にしないと何も伝わりません。そもそも、その言葉が正確に気持ちを表しているかどうかもわからないので、言葉をとにかく重ねていくしかないわけです。別に夫婦や恋人同士だけが、お互いの気持を確認しあうためだけではなく、世の中、言葉をかわさなければやれないことは多くたくさんあるわけです。その想いを言葉にして、相手に伝えていきましょう。思いはある程度は伝わります。でも、言葉にしなければ、一切伝わることはありません。言葉にして、さぁ、伝えていきましょう。