[年末] Mac Sierra がブートしなくなった原因と対処方法 [automounter]

2017年初のスタバに来ています。さすが平日。朝は人がいません。


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年末大掃除でくじいた関係の部分がまだ痛くて、来週復帰できる気がしません。

automountしているディレクトリが、気がつくと接続できなくなる問題 (Sierra)

Mac の automounter 機能を利用して、samba サーバの共有ディレクトリをマウントするように設定してたんです。

Sierra から、認証関係の仕様変更により、mount しているサーバへの認証がうまくいかなくなって、しばらくアクセスしないと(default で1時間)、automounter が再接続自体行かずに「Permission Denied」が出ます。仕様だから仕方ないです。

これの正しくない解決策の一つは、サーバに再接続する前に「接続」をクリックするように要求される場合により、回避されるケースがあります。我が家では基本的にうまくいっていると見せかけて、たまに切断されていて「Permission Denied」されています。海外サイト中心に、同様の現象をいくらか見つけていますが、「figure out?」「nope」のやり取りが延々と続いてます。

automount で Mac がブートしなくなった

そんなこんなで、それらを調べたり、探しているときに、automount の設定方法について、次のやり方を見つけました。

至ってふつーの「/etc/auto_master」な書き方なのですが、一つだけ私と違っている点があります。

/-     auto_smb

これです。やっぱり至ってふつーに見えますが、設定が「/-」となっていて、ルートディレクトリ以下のマウント先については、「/etc/auto_smb」を参照せよとなっています。

私の場合、ここで

/etc/auto_smb
/Users/sho/mnt/share    -fstype=smb,nosuid,noowners,soft    ://user:pass@server/share

のように設定しているわけです。これで sudo automount -vc すると、定義が反映されるわけです。

この定義は良いように見えました。また、この設定の場合、どのローカルファイルへアクセスしていても、定義の参照範囲内になるため、切断されずに 1時間の呪縛にとらわれることなく、接続が維持できていたようです。これは良い定義だなーと、再起動したら

ブートしない

という事件が年末に発生したわけです。ブートのプログレスバーのど真ん中あたりだったので、カーネル起動後のもろもろのサービスが起動しているタイミングです。ここで、久しぶりのトラブルで焦ってしまったのと、「automounterがブートと関係しているとは思えない」という勘違いで1週間以上を潰したうえ、Macがクリーンインストールされた状態になってしまいました。なお、ベランダの掃除をしているときに「あれ、/etc/auto_masterの所為じゃね」って気がついたので、身体を動かすことは良いです。おすすめしたい。

なぜだろう

なお、この現象は、SierraEl Capitan で発生を確認しています。しかし、さきほどご覧いただいたサイトでは、El Capitan での設定方法として公開されているものですし、再起動してダメだったらなんらかのフォローがあっても良さそうですが

ないです

自分だけの問題かどうかはわかりませんし、/etc/auto_smb の書き方に問題があったり、ディレクトリに指定位置に問題があったのかもしれません。が、そこまでは、個人なのでいちいち確認はできてないです。設定見すると、”⌘R“で起動して、Terminal 動かして設定直して…とかをなんども再起動しながらやらないといけないので、ちょっとしんどいです。

でも、この設定自体は、個人的にはとても助かるので、どうにかしたいところでもあったりします。

オチなくここで終わりますが、次の2点は覚えておいてください。

  1. /etc/auto_master を軽視すると、ブートしなくなる。
  2. ⌘+R のリカバリモードでブートした後、メニューバーの「Tools」から「Terminal」で修正

2.番目は困ったときに使えそうですので、覚えておいて損はないですね。どうぞ、ご利用ください。