ということで、いつもどおりとなりの新大塚の駅から帰宅してたわけです。
ちょうど、電車の中で恭子りんの画像探索してたので、そのまま引き続き、ふらふらと画像探しながら歩いていました。
ちょうど、帰りの道は雑司ヶ谷の霊園横を抜けて、家のほうまで歩いていくことになるんですが、墓地の横だからなのか、古い町だからなのか、ひじょうにせまくて、いりくんでいるんですね。
あたしは進行方向で言うと、左側の歩道を歩いてました。すぐ左が霊園です。とくに霊現象に恐怖心がないので、とくになにも考えずにフカキョンのいい待ち受け画像がないか探してたんです。
ココは大規模な霊園なので、歩いて通り抜けるにしても 5分以上はかかるトコですが、だいたい半ばにしてそれはやってきました。
とつぜん、足下が右に向かって急斜面になるような感覚。とても歩きにくくて右側にすこしふらつきます。それと同時に、重い空気のような固まりが左側にじわっと。
たまらず歩道から車道へ。車道へ出るとその感覚は急に軽くなります。とはいえ、いくらなんでも先も見えない位に曲がりくねっている道なので、こんな車道のど真ん中を歩いていたら、まちがいなくひき殺されます。
ずっと携帯見ながら歩いてたからかな、とか思って携帯電話をしまった上で、またもとの道へ。
・・・変わりません。歩道へはいると、ものすごい力で押しやられるんです。なんどやっても戻れません。
はたからみると、ふらふら歩いているあぶない人です。これはシャレにならないので、霊園とは逆の右側の歩道へ。最初からこうしていれば良かったんです。
しばらく、道なりに歩いて霊園の終わりがちかづいてきたころ、今度はヤツがやってきました。
足です。足をなにかがくるんでます。空気のようななにかの大気が、足をくるんで、そして今度は左側へ連れて行こうと引っ張るんです。
こればっかりはシャレになりません。なんとか歩いていくことはできるんですが、もうふらふらしてます。ちょー危険です。車きたら死にます。イヤフォンからなにが流れているのか、そんなことはまったく覚えていません。恐怖です。戦慄しました。
とにかく、もう霊園の先が見えているトコまできているのです。直感的に、ココを抜ければと考えました。車がくる前にとにかく抜けること、それを考えひたすら歩きました。
この間に一度、左側につれこまれ、また車道に押し戻されるという泣きそうな自体も味わってます。
終焉はあっけなくやってきました。霊園の横を抜けるとすーっとすべてが軽くなり、あたまのふらふらも、足に絡んだなにかもすべてなくなりました。安心しました。車も来なかったし、人も通らなかった。ひとりで、生けとし生けるものすべてに感謝しました。
でも、これで終わってなかったんです。運が悪かっただけでしょうか。
派出所の前をとおり、最後の S字カーブにさしかかったときにとんでもない自体が訪れました。
向こうからえらいスピードで四駆の車がやってくるではありませんか。とっさに前の空きスペースに身体を押し込んで、車を通り過ぎたのですが、どう考えてもあたいが元いた場所を、ほとんどスピードも落とさずに抜けていくじゃありませんか。とっさに前に出たことで生きながらえました。
と、嫁にメールで簡単に送ったら
「意識しすぎ。風呂入るわ」
きょうもボクは嫁に愛されてます。でも、「死ぬな」と久々に感じました。やられました。
くやしいので、また次回ココで彼らと逢いたいと思います。次は負けません。