読了。
それなりの厚さがあるので、さすがにお時間かかりました。基本的に、電車+一人で夕飯、というときにしか読んでないので、下巻のみで1週間ってトコですか。
さて。だいぶ評価が良すぎるので、自分がおかしいのかと思いますが。
実際におってないので、自分の読みミスではないかと思うくらい、時間軸と設定におかしな点があるように見えます。学校ネタのは、先生の出入りする時間軸が明らかにどうかしているように見えるですし、不得手な部分は適当書いてごまかしてるとか。
下巻に入ってから、その辺が目立つようになってきて、それに目がいってしまう。話の内容については上巻から継続しての困難な内容と「死」に直面するところで、ちょっと考えさせてしまうのかもしれないけれども、あまり生々しさも感じない、所詮伝奇小説なので、これを読んでなんか深いことを考え込んでしまうのもどうかと思ってしまう。
全体的なプロットとしては、そんなに方向性が悪くはないと思うんだけれども(式とコクトーが最後に行きつく点としては)、細かい内容で「いくらなんでもありえない」的なコトが多すぎる。式やトウコよりも、コクトーが一番異常にしか思えない。こいつが特別じゃないとしたら、一体誰が普通なんだ。
ちょっと下巻に入って、テキトー入ってる部分が散見できてしまったのが残念な気がする。全体の流れはそんなに悪くないので、☆3くらいで。