その中で、「どのように」決断することが望ましいか、どうすれば「成功」につながるかをさまざまなケースから、横断的に書かれています。
夜寝る前などのスキマ時間だけを使って、長い時間をかけて読んでしまったために、内容はあまり覚えていませんが、これからチェックしたところを中心にレビューします。
- 正しい決断とは何か
- 結果だけをみて安易に判断をしない。「決断へのプロセス」を評価する癖をつける。
結果が悪くとも、決断が悪いわけではない。
- 「悩むこと」と「考えること」をきっちり分けよう
- 決断をする上で「悩むこと」は不要。悩んでも堂々巡りをするだけで答えは出ない。
- 現状を根本から変える選択をしよう
- ブレストのルール:他人の批評をしない、つまらない・見当違いのアイディアも歓迎、質より量、他人のアイディアに便乗する。
普通に考えてもムリでも、むりやり考えれば可能になることがおおい。
- 否定的な情報も集めよう
- 自分の直感やひらめきを裏づける事実にほっと「安心」してはいけない。自分によい話を見つけようとするバイアスを外すこと。
- フレームワークを使って情報を整理しよう
- 「5つの競争要因」
※「競合」を中心に上から「新規参入」「買い手」「代替品」「売り手」にわけて考える
3C分析 / マーケティングの4P / SWOT分析 / バランストスコアカード / PDCAサイクル / PPM
- 損得を越えた判断軸で考えよう
- 「理念」に従った判断をする。
- ワーストシナリオを想定しよう
- 決断前に最悪のケースを想定したシナリオを作成する
- すばやい決断には「ランダム」「直感」「ルール」の活用を
- 重要性の低い決断には、「素早く決断できるアプローチ」を。
- 正しい評価をするために「決断表」を作ろう
- 重要な判断では、客観的評価を実施するための「決断表」を作る。
- 重要事項を決めるときは「決断の本質」から考えよう
- 5つの決断アプローチを正しく選択する。
※1)ランダム 2)直感 3)ルールに従う 4)決断表 5)決断の本質を見抜く
- 朝11時までを決断の時間にしよう
- 最悪の習慣は朝一番にメールを見ること。様々な事柄が頭に入ってきて考えが乱れる。朝は重要なことに集中し、昼までに一仕事終わらせる。
- 「自分は無知である」と肝に銘じよう
- 「知らないこと」を自分自身で認めるようにしよう
- スクリプティングとアンラーニング
- アンラーニングのタイミング
1)実行した結果を確認するとき 2)実行する前に決断するとき
- 誰もが「人を評価する際のバイアス」を持っている
- 人の評価に関する6つのバイアス
1)ハロー効果 2)期末効果 3)中心化傾向 4)寛大化傾向 5)論理誤差 6)対比誤差
4つの人材タイプを組み合わせる
1)新しいもの好き 2)ぐいぐい引っ張る 3)仲裁が得意 4)縁の下の力持ち
- 「過去の積み重ね」の上で決断してはいけない
- 「一貫性の原則」が誤った決断をうむ
- 「先送り=決断しないという決断」もある
- 「先送り」も決断のひとつの形
レビューしてみた結果としては、自分の課題を今一度おさらいする必要がある、ということと、他のメンバーなどへの啓蒙、かな。
「実績」という名の過去の遺産を重んじる風潮があるので、正しい決断が実施できてない、と自分でひじょうに反省してます。
自分の課題をまた洗いださないといけませんね。