[勉強会] #qpstudy 06 でファシリテーションしてきました [今回がホントの6回目]

昨日のお勉強会では、これまでのセミナー形式から、参加者が討論、ディスカッションをして、その内容を発表をする形式をとりました。これまでで初めての形式です。

ディスカッションを実行するに至った経緯は、ストレージ友の会 #0 キックオフ の時に遡ります。

実はすでにこのキックオフの時に、テーブル毎にグループを組んでもらって、ディスカッションをしてもらっていました。内容としては、「どんなことを学んでいきたいか」というのをグループ毎に出してもらうというものです。このときの目的はテーブルの人たちの顔と名前を覚えてもらおう、と言う程度なので難しいことは求めていませんでした。会話のきっかけにディスカッションを選択しただけです。

そして、qpstudy06 実施時に、このときのディスカッションが面白かったね、という話があがりまして、「じゃ、やってみよっか」という流れで至りました。

ですが、私はココで一つの企てを考えたのです。

今回の表向きの目的は、「みんなで考えたら良い結論が出るんじゃないのか?」という、みんなで知恵を出すことを主目的とさせていただきました。

ですが、真の裏の目的があったのです。

真の目的

「学ぶ」ことの苦しみを知ること。

目的の意図

ぐぐったり、読書をしたりして得られたものは「知識」となりますが、実際にそれを使う「知恵」とはなりません。
得たスキルは、利用しないことには自分の力とはなり得ないのです。

それでは、実際に力とするためには何をするべきか。これを身をもって体験してもらうこと。

テーマの選定とその意図

そこで、今回は、問題としての存在は認識されているだろうけれども、その事については真っ向から考えたことのないものをテーマとして選定しました。

このテーマの選定の意図は、次の 2点を実際に感じてもらうこと。

  1. 当事者意識を持つこと
  2. 課題意識を持つこと

これらの意識づけをしていただいて、実際に頭を使って考え、自分たちで発見する。
また、あらたな役割を割り当てられるケースが多くなるだろうと想定し、チャレンジ精神を養ってもらいたいと考えました。

テーマについては、答えが簡単に出せることが目的ではなく、とにかく考えることを命題としました。テーマから回答を実際に出すに当たって、ドコに焦点を当て、時間内にできる部分はどこまでか、など、とにかくいろいろなことを考えてくれることを望んでいました。
ディスカッションのプロセスではなく、考えることに集中して欲しい、というのが私の期待を込めた気持ちです。

自己の成長に関して

実は、グループのファシリテーターになるのは初めてでした。
グループや組織のファシリテーターになるコトは、研修の講師になるか、大きな部門のマネージャになるかでもしない限り、なかなか実践する場所がありません。

そこで、私はこの機会を自己の成長のためにも使いました。参加者だけが苦しむのではなく、自分も追い込んでやろう、というコトです。マゾですね。
そこまで来たらついでですね。「助手したい」と言っていた @tmae @yktko両名にも一緒に苦しんでもらおう、そしてそこから何かを学んでもらおう。と。
でも、ちょっとお二人にはムチャぶりもすぎたかなとは思います。ファシリテーターの経験がない状態で、全体のグループのまとめ役をお願いしたのですから、いくつか吹っ飛ばしてしまいましたしね。でも、なにか感じられたことがあるようなので、結果良ければ全てよし、というコトで。

ディスカッション

ディスカッション自体は、みんながものすごく真剣に取り組んでくれて、まじめに、それでいておもしろい内容を発表していただけたので、主催側としてはとても嬉しく感じています。
ディスカッションの中で、いくつか気になったものを残してシメとさせていただきます。

1. 職場でのナレッジ共有

いいね! 奨励・報奨金
「ナレッジが提供されない」という課題にたいしての改善策です。
この前提は「disらない」という条件の上で、良い資料には「いいね!」がつけられたり、お金がでたりすると、登録する人が増えるだろう、という、人の承認欲求を攻めた良い視点ですね。「いいね!」ボタンだけでも、すごく効果があると考えられます。
動画で共有
学生の多いチームからのご意見でした。新しい発想ですね。
動画ですべて提供するというわけではなくて、コメントとともにうまく表現できないか、というコトです。まだ、採用されている分野が少ないので、課題はたくさんありますでしょうが、百聞は一見にしかず、実際のそのものをみていただくほうがテクニックを展開するにも良い方法になり得るのではないかと感じました。
検索性の向上
「目的の資料へたどり着かない」という課題にたいしての対処法です。
「検索ワード」「タグ」をつけること、という技術的なものから、「専任者を配置して、資料のメンテナンスを実行する」という運用方法まで出てきました。

特に、「タグ」づけに関しては、ニコニコ動画のように閲覧者が自由にタグをつける、という意見が数チームから出ていました。これは、閲覧者側の裁量に左右されますが、ニコニコ動画のように最終的には標準化がなされていき、そこから外れたものは排除されていく仕組みが暗黙の了解で生まれています。
ただ、この方法は、閲覧者側が資料を丹念に多くのものを熱心に閲覧し、タグを熱中してつけていく風土がないと難しいかもしれません。ニコニコ動画も多くの熱中者たちから生まれてきたものだと思われます。でも、試してみるのも良いと感じました。

2. 勉強どうしてるの?

各チーム、課題をどこにもって結論を出すか、ということでばらばらの意見に散らばったのは、私からしてみるとしめしめな結果です。各チーム、とてもよく考えて結論へ筋道を立てて考えてくれていたので、すごく心を打たれました。

ビジネスを理解すること
キャリア形成として、今後の目標をドコに持つか、といった結論のうちの一つです。
インフラのエンジニアだから、ビジネスも上へ乗るアプリケーションも、そんなものを知らなくても別に困らないし。
と言うわけにはいかないのです。ビジネスの拡大に向けて、インフラエンジニアもビジネスエリアは学習の対象としてみていかなければならない、と私は考えています。
ビジネスを考えずに、技術一辺倒な技術者になるコトも一つの目標としてはいいでしょう。ただし、ビジネスマンとしては失格です。ビジネスを視野に入れ、そこに技術をどのように組み合わせていくか、これがキャリア形成に繋がると考えています。
何のために勉強をするのか
ここにたちかえるチームがとても多かったですね。
「命」「お金」「起業」さまざまな理由がありましたが、「何のために勉強をしなければならないんだろう」と自分に問いかけることは、とても良いと考えています。
「なんのため」が分かれば、それを目標に何を勉強していけばよいか、道筋を立てることもできるようになります。また、理由があればモチベーションにもなり、継続することもできるでしょう。

[tmkm-amazon]4833417413[/tmkm-amazon]