あれほど「退職blogなんて書いてられるか、オレは書かない」と宣言したのに、書いてしまうところが私の弱さです。
と言うことで、本日、しょっさんは、21年弱、正確には20年と304日、さらに具体的に言うと7,609日在籍した会社を退職しました。最終出勤日は昨日で、どういうわけか某リーダーと同じ日です。狙ったわけでも、同じ勤め先になるわけでもないです。ホントの奇遇です。ただ、彼は 2月いっぱいはお休みです。私は2/1から出勤です( ꒪⌓꒪)
目次
まず
いつものアレです。どうぞ、よろしくお願い申しあげます。
特にミラーレス一眼ほしいです。でも、実際に買われたら、その人に一生ついていかないといけない気がするので、そういう高額商品は買ってくれなくて結構です。
なぜ会社を辞めたのか
辞めた理由は、センシティブ情報が多すぎるので書きません。一つ言えることは「今の会社が潰れそうだから」「今の会社が嫌いになったから」とかのちょー否定的決意によるものではないと言うことです。きっかけは会社でも仕事の理由でもないです。その時に、辞める理由として、むりくり会社のあらを探して廻ったこともありますが、それは建設的ではないです。それも含めて、記載する意味がないので、どこにも書かないし、言うこともないでしょう。だから「なんで?」と私に問うのは野暮です。聞かないでください。
なんでblog書いてるのか
では、そういったことも書かずに退職blogを書く理由はなにかと言うと、初めての転職でいろいろと感じたことを伝えたいと考えたからです。それらは、「まだ転職をしたことがない人」「転職を考えたことがない人」には、多少の役に立つかも知れないのと、自分の戒めも含めて、書き記しておこうと至ったのです。皆さまへお伝えしたいことは、次の2つです。
- 常に転職を考えながら仕事をする
- エージェントはつけておこう
常に転職を考えながら仕事をする
くやしながら、某銀河に言われたことなので、ホントは恥ずかしくて書きたくないんだけれど、えらく納得したので恥ずかしながら書き残しておきます。
彼はこう言いました。「常に転職することを考えておくと良いですよ」って。どういうことかというと、私は、次の2つを勝手に理解しました。彼の意図とは関係なく。
- スキルを意識する
- 事前の準備は少ない方が素早い
スキルを意識する
自分がどのスキルを、どれだけ経験しているかは明示されていないことが常です。一般的に。そこで、経歴書でも、自分独自でまとめたスキルマップでも、自分が今、どの立ち位置にいるかを理解しておくことは重要です。「どんな仕事ができる」「これからどんなチャレンジができる」ことを明文化、明示、可視化しておくことで、自分を客観的に評価することができます。これは重要なポイントです。
もし、転職の意志がないとしても、今いる会社で自分は何を貢献できるのか、次に何を目指すのかは主観ではなく、客観的な指標・判断基準をもっておいた方が、絶対的有利に働きます。また、自分のできる範囲も明確になっていますから、プロジェクトでチームを構成するときにも、どのスキルを持った人が足りないか、またどのようなスキルを持った人を追加すれば良いか、効果的に利用できます。
事前の準備は少ない方が素早い
「さぁ転職しよう」と判断したとき、日本では「履歴書」「業務経歴書」が、外資や一部の企業では「英語のresume」が必要になります。働き始めて1-2年くらいだとそうでもないですが、私みたいに 20年も働いていると、業務経歴書とか泣きたくなるくらい長くなります。資格を取った年月など、思い出せもしないし、その情報も残っていないことがほとんどです。履歴書を提出したあとに、情報2種の合格証が出てきたときはびっくりしましたし、履歴書に書いた年月と異なっていたことを発見したときは、身も凍る思いでした。ウソです。
ですから、「業務経歴書」は常々更新していくと良いです。いつからいつまでどのプロジェクトで、自分の立ち位置はどうで、実際に何を実行して、結果を残したか。これって、転職に関係なく、自分の経験の振り返りにも使えますし、社内での実績・貢献報告のネタとしても使えます。今までは、昇進するためのパッケージを作らないといけないんですが、そこでも業務経歴書に近い情報をまとめる必要があります。そんな時、一から思い出しながらとか、過去の資料をひっくり返して書いたとしても、リアリティがのってこないんです。そして、忘れてることも多いですし、ウソも多い。
もし会社を変えるようなことになれば、過去資料は一掃しないといけないコトがほとんどでしょうから、後での振り返りはますます厳しくなります。ですから、プロジェクト単位や、四半期や半期毎に、自分自身の振り返りとして、業務経歴書を更新していきましょう。これは、自分自身のためです。転職するから作っておいたら楽だろう、というよりも、自分自身の振り返りのためです。
なお、英語版のresumeは、まとめて書くことがほとんどで、だらだら長く書かないでしょうから、大物が来たときは英文でまとめておくと良いでしょう。英語の勉強にもなりますし。
転職の為だけじゃない
以上の二つは「転職をするための準備」だけではありません。確かに転職するときには必要な材料なので、そのあたりは準備しておいたほうが良いのですが、そもそも、今の自分を客観的に理解し、その先を見据えて行動するために必要な情報です。ずっと同じ会社にいるとしても、これらはまとめておくことが良いと理解しました。悔しいけれど、こんなことを教えてくれた某銀河のことは、ちょっとだけ感謝してます。ビール一杯だけ奢るつもりです。悔しいけれど。
エージェントをつけておこう
次は完全に転職話です。今回、私は、まわりのジョブホッパーたちの意見を参考に転職活動をしました。これは、初めて転職する人には、オススメしません。転職を繰り返した彼らの意見が参考にならないんじゃなくて、転職の支援が不足するからです。初めて転職をするとき、分からないことはたくさんあります。転職先によっては、やっておくべきこと、準備すべきコトはだいぶ違います。ときには折衝も必要です。
一般的にエージェントは、ジョブホッパーや私たちと比較して、多くの転職をみてきていて経験も多いでしょう。また、暇なときに対応してくれるではなく、自ら率先して支援してくれるはずです。折衝の肩代わりもしてくれるし、適切に対処もしてくれるでしょう。彼らの意見は重要で役に立つはずです。
なんだかんだと転職してきた人たちも「”良い“エージェントを付けたほうが良い」と言ってました。まぁ、その「良い」エージェントを探すのが難しいんでしょうが、エージェント探しは、転職者達のネットワークが役にたつでしょう。また、斡旋をしている企業によって、転職先の年収や企業規模、業態など得意・不得意があるようなので、自分の希望するところへいかなければ、その辺、お互い不幸になるでしょう。
必ずしも良いことばかりとは言いませんが、それでも初めて転職する人には、エージェントが居たほうが良いと感じました。今回、初転職で、わりかし良い条件で転職ができたと考えることにしています。ですが、転職のお作法を知らなかったことで、多少の後悔が残っていることもあります。転職者の意見にさらにプラスして、エージェントがいたら、後悔すべきポイントは減ったんじゃなかろうかと、今は反省しています。
自分がもし、また転職するようなことがやってきたなら、その時はエージェントを利用すると思います。それなりの年齢になっているでしょうし、高齢者を斡旋してくれるようなところは重要です。ただ、それにプラスして、同じような転職者の意見も必要と考えています。エージェントに頼るつもりではなく、1つのツールとして正しく利用したかった、という感覚です。
まとめ
転職はしんどいです。できれば、もう二度とやりたくないです、この行為。ただ、時代背景や、家庭の状況、自分の生きがいや夢、様々な要因から転職を選択せざるを得ないときがあるかも知れません。そんな時にむけてと、新しい会社で自分の地盤を正しく固めていくために、常に転職を意識しながら準備しておくことは、悪いことではなく、自分を守るために必要なことだと認識しました。
ついしん
社内・社外でお世話になった人メールリストは作っておいたら、退職するときにメールする相手をいちいち抽出しなくて便利だろうなって考えた。そんなサービスないかな。
マジか!? #infrapre RT [卒業] しょっさん会社やめるってよ [退職] | oshiire*BLOG
職務経歴書の更新はやっとくといい。それが今まで何やってきたの?の答えだから。
「常に転職することを考える」めっちゃ同意。
お疲れさまでした!