[読んだ] 30過ぎたら利息で暮らせ

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最近、読書の感想文はすべて読書メーターに入れています。たいていの内容はそこで十分満足できるので、後でそこをなぞっていけば、小説ならあらすじが、ビジネス書ならキーポイントや気づきを追うことができます。
そんな読書メーターも入力文字数が限定されていたり、文字を入力しておくことしかできないので、ポイント毎に箇条書きにしたりすることが出来ません。まぁ、それなりの書籍でなければ、そこで落ち着くはずなんですけどね。

ということで、久しぶりにそこでは収まらなかった本を紹介します。

HACKS!シリーズでおなじみの原尻淳一氏の、はじめてのノベライズだったと記憶しています。
タイトルにダマされてはいけないのですが、基本的にパーソナルブランディングすることの大事さを説いています。30過ぎるまでに稼ぎに稼いで、利息で左うちわ、と言う話ではないので要注意です。

私が気になった点について次にまとめておきます。

リバースエンジニアリング学習 p.59
この本を読んで良かった点です。
これは、研修や書籍でまなんだことを、まず個人の、「自分の身体で生活の中で」実際に試し、そこで得た知見を組み合わせてビジネスへ応用してみるという方法です。

元々、自分はこの方法を用いてスキルを習得していく傾向にあります。ですが、会社ではそのような方法は推奨されておらず、むしろ、その方法自体は、バカにされていました。
だからと言って、私がダメだったのかと言えば、そんなことはなくて、会社の事業部で Linux にもっとも精通しているとして、その称号も持っています [I]今年は辞退しましたけど 。ですから、私の学習方法自体はマーケだけではなく、他の領域でも利用できる価値があることが証明されています。

今回は、この本を読んで、名前がついた学習方法として世間で提唱されている方法だった、ということで自分の学習方法を展開する価値があることの自信がつきました。ホントに良かったです。マヂで。

ビジネスで使える「インストラクションのレシピ」 p.66
MECEに使える方法です。
何らかのインストラクション [II]説明 を行う場合に、次の要素を含んでいれば、コミュニケーションにおける問題を最小限に抑えられる、と言うモノです。

  • 使命 (Mission)
  • 最終目的 (Destination)
  • 手順 (Procedure)
  • 時間 (Time)
  • 予測 (Anticipation)
  • 失敗 (Failure)

失敗、というのは「こうするとヤバイ」という内容を伝えることで、説明のインパクトを与え、ミスを抑える効果があるようです。

コミュニケーションをうまくいかせる法 p.74
ぶっちゃけ、他のビジネス書でもよく出てくるのですが、すぐに忘れるのでココでも書いておきます。

コミュニケーションがうまく行くかどうかは、いかに相手のことを想い、相手にとって必要なコトを察知して、そこに自分の意見や考えを重ねることができるかにかかっている

インプットを蓄えておく場所 p.103
(5)個目ののキーポイントをいつも忘れてしまうので、ここに書いておくのです。

  1. アイデアファイル
  2. 携帯メモ
  3. データファイル
  4. ブログ
  5. 教訓ノート
  6. 名作ファイル
企画書を美しくする法 p.108
これも、パワポ本や企画書関係、デザインの本であらかた言われていますが、いつも放置してしまうので、自戒の意味を込めて。

企画書を作る上で、簡単なルール設定をしている。
企画書自体のデザイン。ここにもルールを与える。※ 1シートには1メッセージのみ。フォントは 2種類しか使わない。色は写真以外は 3色で統一。など。

リーダーが現場を動かすコツ p.126
確かにそうなんだけど、気がつくと忘れているんだよなー。というところで。

「目的」「決定事項」「スケジュール」の三つをいつでも明確にしておくこと。逆にいうと、プロジェクトリーダーはこの三つが提示できれば大丈夫。

これとは別に、ちょー個人的に「仕事のできる人はモテる」とかってに感じていることについて、p.84 に書いてある、師匠から弟子への一言が、共感できたので残しておきます。

君はコトの重大さがまだ分かっていない。彼女ができたというのは、君自身にブランド価値が出てきたことの印さ。

目次

はじめに
(「会社内個人」が大不況下を生きるビジネス・スタイル/スペシャリスト・キャリア戦略)
第1章 人生のターニングポイント
(突然の人事異動/上司の正体/仲間が去ってゆく/人生の先輩の教え)
第2章 プロへの道は「カレー作り」に始まる
(師匠との出逢い/すべての知識を、自分の身体で実験せよ/カレーライス・コミュニケーション/ルールを設定すれば、すべてが変わり始める/プロフェッショナルの秘密)
第3章 スペシャリストだけが生き残る
(リーダーシップにチャレンジ!/スペシャリストに開眼)
第4章 ベース+プラスオン収入=所得倍増!
(転職で年収を倍にするシナリオ/知のホーム・グラウンドを作る)
第5章 本業をないがしろにする者に、成功なし
(熱中できることを収入にする/ついにプラスオン収入を生んだアウトプット/ チャンスをつかむために、一歩前へ/サラリーマンにとっての自由とは?/輪廻)
おわりに

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References

References
I 今年は辞退しましたけど
II 説明

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