今朝、初めて、次女と三女を連れて映画を見に行ってきました。
見に行ってきたのは、映画ドラえもん「のび太のひみつ道具博物館」です。評価も高いし、なぜかおっさん率も高いことで話題沸騰のアレです。
初めて子供を連れて映画館へ行くのだから、最良の席で見られるように準備をして、通路後ろ最前のど真ん中という最高の位置をキープできました( ´ ▽ ` )ノ戦略については、最後に。
さて、そんな評判高い今回の映画版ドラえもんですか、どうだったかというと…
目次
面白すぎて、ドラえもん知ってる皆さまにオススメするレベル
でした。
ネタバレしない程度に、お話します。
そもそも、きっかかは?
今回のドラえもん映画は、私個人にとって、13年ぶりの作品です。
のび太の恐竜に始まって、1990年公開の11作目に当たる「のび太とアニマルプラネット」まで全て映画館で見ていました。その後、高専に入学して以降、ドラえもんの映画版にはノータッチです。
そんな中、何故、今回立ち上がったのかというと
Perfumeです
ドラえもん側からしたら不純な理由ですが、ともかく、もともとドラえもん好きですし、子供を連れて映画館にも行ったことがないのは、ちょっとどうなの…という負い目も感じながら、意を決して、今回の鑑賞へと至ったわけです。
あらすじは?
話の大筋は、分かりやすくありきたりです。子供向けだから、大事なポイントです。
ある日、ドラえもんの首につけている鈴が、何者かによって盗まれてしまいます。
その鈴を追って、ドラえもんと愉快な仲間たち一行は、道具博物館へと向かいます。そこで、ドラえもんたちを待っているのは…。
そんだけじゃ分からん
見たらこれだけで分かります。
ドラえもんの映画ときたら、どういう展開になりますか?そういうことです。
何が良かったの?
私が感じるに、ターゲットとしては、次を考えたのではないでしょうか。
- ニュードラ世代の子供達
- 旧ドラで育った、その子供達をつれてくるであろう親たち
- ドラえもん大好きな大きなお友達
これらのターゲッティングで、うまく中身を作るのは難しいと考えられます。
前回、前々回のようにリメイク作品にすると、リメイクを丁寧に作ることで、これらのターゲット大歓喜です。
ただ、今回は完全オリジナルの新作です。
何を使ったんでしょうか?
今回の映画の中で、良かったと感じたポイントは次の点です。
- 子供でも分かりやすいストーリー
- ついつい笑ってしまう、ありきたりな小ネタ
- ちょっと気がつくと、にやりとしてしまう小ネタ
- 懐かしい秘密道具
- のび太とドラえもんの関係
- みんなの活躍
ちょっと、折角なので一つずつ感じた点をご説明しますね。
1.子供でも分かりやすいストーリー
子供向けアニメーションで大事なポイントです。
あらすじは先ほど話したとおりで、「鈴を探しへ行く」という大きな流れに対して、いくつかの話が入ってきます。ただ、それも地味な伏線ではなくて、分かりやすい伏線です。
そもそも、「鈴を探しに行く」というポイントは一向にぶれないので、見ていても安心です。
2.ついつい笑ってしまう、ありきたりな小ネタ
映画版ドラえもんと言えば、シリアスなものがずっと多かった感覚なのですが、ニュードラになってパターンが変わったのでしょうか。
とにかく、子供にも大人にも笑いやすい小ネタが満載です。こんなに、ドラえもんって笑わせてもらえるものだっけっていうほどの、ボケ満載です。あと、なにがスゴイって、ぼけても突っ込むのがいないボケ流しで、視聴者が突っ込まざるを得ないとこですね。そーすると、子供たちは大喜びで突っ込むんです、さぞかし楽しかったでしょう。
3.ちょっと気がつくと、にやりとしてしまう小ネタ
ドラえもんの鈴の部分をよく見てると・・・とか、これ、あの映画のパクリオマージュだよな・・・とか、時事ネタとりこんだりと、手が込んでます。
こんな感じで小ネタを挟んでくると、ストーリーの中で中だるみしやすい部分をうまくつなぐことができていいんですよね。
4.懐かしい秘密道具
「秘密道具博物館」と銘打っているだけあって、ホントにたくさん出てきます。
子供にとっては新しい、大人にとっては懐かしい、それでいて、ただ秘密道具がたくさん出てくるだけじゃなくて、それが話の伏線になっていたりします。ずっと、ドラえもんを見ていた人たちからしてみると、嬉しくなってきますね。ホント楽しかったです。
「あー!!! こんな秘密道具あったなー、なつかしい!!」とか、「あ、これ○○○だ!!」なんて思い出せると楽しいですよね。
初めて見る子供たちも「こんな秘密道具あるんだ!!」とか、親とみているので、親との会話のネタにもなります。「あの道具なに?」みたいな。
大人たちの気持ちは、これでぎゅっと掴み始めますね。
ホントたくさん出てくるので、エンディングでの Perfumeの歌の時がちょっと楽しかったりします。
5.のび太とドラえもんの関係
のび太のおばあちゃんや、結婚前夜など、のび太と誰かの関係性というのは、とてもぐっとくるものがあります。
大抵は、のび太とその友達(映画だと、特にジャイアントの友達関係)がクローズアップされる気がしますが、この映画は、原点に返って「のび太とドラえもん」です。
ずっと、ドラえもんを見てきた親たちの世代に突きつけると、あかんスイッチが入るポイント満載なところです。
この辺りから、おっさんどもの号泣が始まるでしょう。
6.みんなの活躍
映画版の醍醐味ですね、出てくるメンバーみんなが、なにか活躍をします。
出てくるみんながみんな、それぞれ特技を持っています。その特性にあわせて、みんながみんな何かやりますし、「え、そこでそいつがそれを!!」みたいな意外性の使い方もうまく、楽しいですね。
話がうまく流れているところに、うまく個々人が引き立つように話ができてると、「あれ、あいつなんでいるの」感もなくて最後にすがすがしいです。
そうは言ってもダメなとこもあるよね
設定が強引な部分や、そもそものドラえもんという世界観に込み入った話なので、藤子F不二雄だったらどう考えたろう、ホントにこの設定でいいのか…っていった根本的部分は、マニア心には気になった部分かも知れません。
それと、「え、さっきのその設定なら、ここ失敗するんじゃね?」や「あれ、のび太って、アレ得意だったと思うんだけど」みたいに、不思議に感じる部分はあります。
また、ある対戦するときがあって、そこで秘密道具が畳みかけるように出てくるんですが、「なんで、そうなったのか」は子供には分かりづらすぎて大変かなーという気がします。ここは、ちょっと親専用のポイントだったかもしれません。
それでも、この映画をオススメする理由は
詳しいことは言いませんw おっさんどもはこれを見て号泣することでしょう。
これを見て泣かないおっさんは、死んでしかるべきです。ぜひ、子どもを連れて、見に行ってください。
子どもを映画館に連れて行くに、オススメの戦略
最後にオマケですが。今日は、子どもを連れて、最良の場所で映画を鑑賞してきました。
休日に子どもと映画を見に行って、最良の席をとるにはどうすれば良いか、私が実践した内容をご説明します。
つぎの 2つのポイントだけです。
- オンラインで予約する
- 朝一を選択する
どういったことか、私の仮説をご説明します。
1.オンラインで予約する
基本ですね。最近だと、ドコの映画館でもオンラインで事前に予約できます。
そして、予約時に「指定席」であれば、もうここで最良の席をゲットすることは簡単でしょう。
あと、なぜか分かりませんが、今子どもが居る程度の親の層には、オンラインの利用があまり得意でない人が多いです。このInternet/スマホ最盛期に、です。不思議ですね。
2.朝一を選択する
今回は、オンラインで予約はしたものの、席自体は「自由席」という中途半端なチケットだったので、朝一番 9:50スタートの回を指定しました。
理由は、次の3つです。
- 子どもが居ると、朝早い行動は厳しい
- 周りのお店が開いていない時間帯に、繁華街に来る人はやっぱり少ない
- 昼間にうろうろしている人たちの「あ、ドラえもんやってるから、行ってみる?」を回避できる
長い間、池袋という中途半端な繁華街に住んでいて分かったことは、埼玉県民たちは 10時前にはほとんど来ないです。
朝早い時間帯には、若者も含めて、お店が開いていないので、相当な理由がない限り、朝から遊びにはこません。
そして、子どもと一緒に行動しようとしたときに、朝から一所懸命支度を仕様としても、なかなかすぐには出られません。なんだかんだで遅くなります。
そこで、私は地の利をつかって、池袋では朝一番の行動を心がけています。朝早く起きるようにしていて、ホントに良かったw