[インフラ] インフラエンジニアの将来は明るいのか:その2 [アプリ]

わけあって、この土日は、家の中の整理・整頓を必死にやっています、しょっさんです。そうです、今日もblog書いてます。


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今日、遅めの時間に起きてみたら、未明に大きな地震が来ていて、しばらく NHKを見ていたんです。久しぶりに、緊急地震速報を聞いたんですが、ホントに精神的に来ますね、あの音。調査の結果、心拍数が 10上がったことが分かりました。

現地入りして手助けできることは、東日本大震災の時と同じく、なにも持ち合わせていませんので、今回もお祈りと募金します。弊社、ボランティア活動のすすんでいる会社で、今回の震災についても、早々にマッチング募金が開始されています。これであれば、私のささやかな原資も、同額を会社が負担してくれますので、倍額の寄付ができることになります。Yahoo! でも「【Yahoo!基金】熊本地震災害緊急支援募金 – Yahoo!ネット募金」でマッチング寄付やってますね。皆さまもいろいろとご検討ください。さて、先日の続きです。先日は、結局自分の昔話になってしまいましたので、本日はお題をちゃんとつけました。

どんなインフラエンジニアが淘汰されてしまうのか

将来の話は最後に持っていくやらしい男です。今日は、わたしが勝手に感じている「こんなエンジニアはダメだ」を紹介します。Twitterで察しろ的に書いても伝わらない人がいたので、理由も、煽らない程度に、慎重に書き記しておきます。炎上こわい。

タイプとして、次の3つに絞りました。

  1. 境界が明確なエンジニア
  2. 本番サーバにログインして作業することに何も感じないエンジニア
  3. システムの先にお客様がいることが分からないエンジニア

境界が明確なエンジニア

視野狭窄している人のことです。

タイプとして、さらに次の2つに分類できます。

  1. プロダクトスペシャリスト
  2. スコープマネージメントに徹するスペシャリスト

プロダクトスペシャリスト

プロダクトスペシャリストという言葉の使い方が良くないかもしれませんが、「ある特定のプロダクトしか知らない、やらない」人をさします。大手のソフトウェア企業には必ずいます。例えば「MySQLだけ知ってます。他は知りません。Linuxのインストールすらできないです」という人です。たまにいます。もちろん、他のプロダクトについて、自分でしろうともしません。とくによーく売れてる製品だとすると、その製品だけで今までなんの苦労もなく、ご飯が食べられていた人ってのが、ある特定の数います。幸せ者です。今までは。

スコープマネージメントに徹するスペシャリスト

スコープマネージメントなんて、「マネージメント」って言うんだから、プロジェクトマネージャにだけ任せておけば良いんです。ですが、縦割り大手企業だと「その製品は私の担当ではありません」「その領域は私の担当ではありません」で、みんなでディスカッションしてても、輪の中に入ってこないで内職している人が一定数います。多分、過去に他人をサポートしていたい目に遭ったことがあるんだと思います。これからは、そんなこと言ってられません。

どう淘汰されてしまうのか

主な理由は「クラウド」です。大抵のプロダクトは、クラウド上で IaaS/PaaS/SaaS として提供されていくことは目に見えて分かっています。個別に対応していたお客さまも、クラウドを使い始めると、その専門職の人は不要です。クラウド上で勝手に動いてますから。そうなってくると、上位のプロダクトスペシャリストが、クラウドベンダー内のスペシャリストになるか、一部のオンプレミスで使い続けるお客さまに入り込むか、の二択になります。プロダクト専門のスペシャリストとして進むべき道は、広がっていくのではなく、狭き門へとなっていきます。

同様に「オレはコレしか知らないから」「オレはコレしかやらないから」と他を蹴っ飛ばしてきた人たちは、「もっと別のことやってよ」への対処法を持っていません。例えば、先ほどの「MySQL」。大手のインフラDBスペシャリストだと、物理設計しかしないでしょう。パフォーマンスチューニングパラメータをいじらせたら、天下一品ってヤツです。でも、論理設計、いわゆるアプリケーションのもつモデルに対して、データの正規化やデータの配置を検討するようなことについては、インフラエンジニアとしては、「そこはアプリケーションの領域なので、論理設計までは済ませてください」と言ってきた人が大半です。いや、ごもっともです。アプリ知らないのに、論理設計などできるわけありませんね。しかし、そこはハッキリ言って、こんなエンジニアはいらないと明言しましょう。論理設計まで済ませられるアプリケーションエンジニアが、そのまま物理設計すれば良いだけです。クラウド時代になってきて、アプリケーションエンジニアが、インフラに手を出し始めてきています。そうなってくると、インフラエンジニアの役割はさらに縮小します。

結果、「オレはこれだけしかやらない」と言ってきた人たちには、これからは暗い世界が待っているのではないかと予測しています。「オレはLAMP構成できるもん」って言ってる人、製品が多少増えたところで、上記と同じです。知っている製品数の問題じゃないことに気がつきましょう。

こんなに視野の狭いエンジニアなんてのは、いないと信じていますけどね。

本番サーバにログインして作業することに何も感じないエンジニア

将来に向けて成長を考えない人全般です。

今、自分のやっていることが「正解」とひとたび思えば、成長は止まります。チャレンジのない、怠惰な生活です。つまらないなんてことはないです。楽なんですから。将来に向けて、もしかするともっと楽なことができるかも知れないと思いつつも、現状に入り浸るのは楽です。もう、新しいことを何も考えなくて良いので。

これだけ書けば、さすがに察してくれると思いますが、まぁ老い先短いでしょう。

まず「本番サーバにログインしなければならない」というのは、構築が終わっているシステムに対して、今時、そんなことをしなければならないなんて、不遇だと感じませんか。HerokuBluemixはご存じでしょうか。これらは原則、サーバにログインできません ((Bluemixは、dockerとかvm作れてしまうのでアレですけれども、Cloud Foundry側のアプリ/DBサーバでは原則ログイン不可のハズです)) 。少なくとも、今はこれが普通になりはじめてきています。

アプリケーションのデプロイって、今時、ファイルをアップロードして、deployコマンドを本番サーバへうちに行く、なんてことやってますか? CI くらい動いていますよね? 動いてないんですか? それはさすがにはずべきでしょう。今、できていないとしても、将来的にそのような構想にすらないのであれば、今のお仕事はなくなると認識してください。あなたが、PaaSの存在に気がついたときには、時代はさらに先を歩んでいます。

秒進分歩とも呼ばれる IT業界です。今の位置におちついたら、一巻の終わり、奈落の底なんです。コワイ世界ですね。だから、未だに本番のサーバにログインして作業している、と言うことに疑問も抱けないインフラエンジニアは、もうエンジニアの仮面を被った、ただのオペレータなんです。はやくエンジニアになりましょう。

なんで、ssh でサーバにログインすることが、恥ずべきことなのか、は宿題です。それくらい考えてください。

システムの先にお客様がいることが分からないエンジニア

最後。大半のエンジニアがコレです。

そのシステムは、貴方が学習をするために立てたサーバではありません。お客さまがビジネスをするために、どうしても、自社では力も知識も足りないから、大枚をはたいて、貴方たちに支払ったなけなしの予算です。あなた方は、そのいただいたお金を、自分のために使うのではなく、お客さまのビジネスを円滑に進めるために、使うべきなのです。その予算で、どうしたらよいかを考え、実装するために呼ばれたんです。

お客さまのビジネス内容・要求にあわせて、アーキテクチャの構成は変わりゆくもので、解は1つではありません。貴方がLAMPしか知らないからと言って、Linux + Apache + MySQL + PHP の構成なんかを望んでいるわけではありません。お金をわざわざ払って、アーキテクチャの検討をしていただきたいと言っていることに耳も傾けず「このシステム構成が盤石です。お金足りません、だからオレやりません」じゃないのです。予算にあわせて、今のお客さまにできることを考えましょう。いや、言いたいことはイロイロあると思います。分かります。ただ、自分の知っている範囲ですべてを片付けるような人を求められているわけじゃなく、ビジネスを円滑に進めるためには、どのような仕組みにしたら良いか、助けてくださいと、そもそもは言っているわけです。

この辺りが本当に知ってるのか知らないのか、ただのブラック企業に変われたオチなのか、そういったものも分かりませんし、社内政治活動にひたむきだったり、純粋にひどいお客様もいたりもします。すべてがすべて、エンジニア側の落ち度ではないこともわかりきった上で言いますが、エンジニア側にも、お客さまへの支援に対しての心づもりがない人も見受けられます。たいてい、自意識過剰で、過信で、いらない頑固さを持っています。昔なら、職人、とか言われたかも知れません。エンジニアにも、折れてはならない必要な頑固さは必要ですけれども、自分の視野が狭いことも気がつかずに、自分が全てだと押しつけるエンジニアが後を耐えません。一度うまく行くと、過去の成功体験を捨てられない、お客さまとエンジニアが星の数ほどいます。

分かりますね、もうこういう人はいらないのです。

時代は変わりつつあり、ビジネスアジリティもあがりました。私もびっくりするようなことあります。国産大手企業が、予算のないところから、商談をはじめて3か月後に契約をしてしまう、そんなウソのようなことのある時代になりました。

システムを見ていても、お金にも技術にも繋がりません。時代はどんどん先へいっていますし、その加速度も10年前とは段違いです。お客さまが実行しようとしているビジネスの先にいるお客さまへ、どのようなサービスを届けていくのか。システムを使って、どのようなサービスが展開されて、真のお客さまへ届けられるのか、そこまで見通せるエンジニアが必要になってきました。

ただでさえクラウド化によって、いらないインフラエンジニアが増えそうなときに、殻にこもった視野の狭い、システムの話しかできないインフラエンジニアは、これからはビジネスの場面には出してもらえることはないでしょう。ビジネスにならないと言うことは、会社がどうしても抱え込んでおきたいと思えるスキルを持っていない限り、簡単に首を切られてしまうかもしれません。あなたのビジネスの先見性、または技術スキルは大丈夫ですか?

おしまい

次回は「インフラエンジニアが、これからすべきコト」で最終回にしたいです。

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