>昨日、”oshiire*BLOG» Blog Archive » [ファシリテータ] 会議をスムーズに進めるために、事前に決めておきたい 4項目“にて、会議の事前準備の重要性と、準備の内容について言及してみました。
ブレインストーミング“をしてみたことはあるんじゃないでしょうか。これも、結構、理想郷でできあがっている話でして、日本人のようにとてもシャイな民族は、なかなかコメントを言い出せずに、力と声の多きい人だけが、ただただ発言をして、そっちに流れていって、今の日本ができあがっているような状況になることでしょう。
今日は、このシャイな民族から、本音を導きだす、一つの道具についてご紹介しましょう。
予想通りの人が多い気もしますが、なぜ「付箋紙」が良いのでしょうか。
まず、検討をおこなう段階で、みんなから意見を求めずに、そっと「付箋紙」を10枚以上渡しましょう。まず、これが「無言のプレッシャー」というヤツです。日本人の大敵ですね。笑顔で肩を叩かれたとき、退職の決意をするアレと同じです。無言のプレッシャーです。あなたは勝てますか?
そして、この付箋紙を渡すとともに、このように告げましょう。
「今から、一切の私語を厳禁とする。そして、この問題に対しての意見をすべて、その付箋紙に書き殴ること。一人 5枚書くことがノルマだ。安心しろ、匿名でいい、オレが中身を見ずに回収する。おまえらは、ただひたすら思いついたことを、5分以内にその小さな四角いキャンパスに示す、それがお前らブタどもに与えられた試練だ」
これだけで、メンバーのみんなは、20枚程度の意見をまとめてくれることでしょう。
冗談が理解できない人のために、告げる内容のポイントを示します。
- ルールを提示すること。特に、声に出さない、話し合わない、一人で考えて、一人で記入することをルールとすることが望ましいです。とにかく、一人で書いてもらうことを優先させてください
- 「他人とかぶっても構わないので、たくさん書いてください。むしろ、被ってしまうことも推奨します」と、ハードルを下げてください。ノルマを与えることも、日本人には良いプレッシャーかも知れませんが。
- 匿名記入とすること。筆跡を見れば分かるけれども、建前上は「誰の意見かはとやかく言わない」ことを明文化しましょう。2chのアレと同じです。匿名効果は本音を引き出す効果は、確かにあります
- 終了時刻を明示すること。長い時間を設定しないでください。5-10分が適当だと考えています。長い時間を与えても、飽きてしまうし、集中も持ちませんし、先のばしします。人は、〆切が近づいてこないと、行動を起こさないものだと認識しましょう
これらを明示した上で、とにかく書いてもらいます。
そして、それらをホワイトボードでも、机の上でも、どこでもいいので広げましょう。
それらを、”KJ法” (親和図)、”マインドマップ“、”ロジックツリー“などのフレームワークを参考にして、グループ化、階層化するとコメントの偏りや、多数決を取りやすくなり、メンバーのコメントの内容や移行が自ずと現れてくる、と言う仕組みです。
このようなフレームワークを適用するには、まず、その元になるネタが必要になってきます。そのネタを集めることが、シャイな日本人間ではむずかしいと考えられています。
ですので、そんなシャイだけど、心は煮えたぎったマグマのような日本人たちの本音を表に出すために、「付箋紙」、お求めになってはいかがでしょうか?
以前、某qpstudyで”oshiire*BLOG» Blog Archive » [勉強会] #qpstudy 06 でファシリテーションしてきました [今回がホントの6回目]“の時に、グループディスカッション前に説明でつかったスライドもシェアしておきます、ご参考になれば。
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