急に暑くなってきましたね。「旧に熱くなってきましたね」って変換されたときは、どう反応して良いか分かりませんでした、しょっさんです。
朝、軽く筋トレしてからラン、夜はご飯の前に本格的な筋トレを実行する日々なのですが、これからがしんどくていやな季節なんです。そう、暑いんです。朝から発熱して、発汗すると「朝からシャワー浴びないと活動できないんじゃ…」みたいなことになります。冬ですら、帰ってから上半身は温水で温めたタオルで身体を拭くレベルです。シャツやらなんやらも着替えないといけないですしね。まぁ、その程度で済むならいいんですよ。ただ、夏場になってくると、ほんの 5分、1kmのランでも汗だくで、しょっさん臭をまき散らしながら出勤することになるだろうと予測できます。困ったもんです。
そんな感じが目に見えていたので、対策として、数年ぶりにがっつりと髪の毛を短くしてみました。しばらく前ですけど。ベッカムがソフトモヒカンしてたころに、ちょいとマネしたことありますが、その時以来のちょー短髪です。良く考えたら 10年以上前な気がします、おそろしい。それにしても、これだけでも汗ばむ身体を抑えきることはできないので、もっと何か対策が必要なんだろうなー、イヤだな、面倒だなーなんて感じで夏場になると運動しなくなっちゃうんですよね。夏は冬と比較すると太りやすい季節なので、夏場こそしっかり動かしておきたいんですけど、毎年、夏場で挫折を味わって過ごしてます。
日々、継続しているような日常タスクも、こういった季節特有な事情によって、継続しやすかったり、継続が困難になったりするんですよね。だから、事情にあわせて定常タスクの内容も変更していくことを考えた方が良いのかもしれません。
IT運用業務で考えると、季節の気候的な問題はなくとも、月末、年末、年度末などによる業務処理の高下や、新サービスの提供による業務処理増が、こういった特殊な事情に当てはまるんじゃないかしらとふと思います。例えば、バックアップ一つにとってみても、襲いかかってくる恐怖の状態は見込めるのです。平日は差分バックアップ、週末はフルバックアップ、なんてことをやっていたとします。年度末のオフラインバッチが深夜帯にがっつりと実行されるようなときに限って、週末のフルバックアップと被ってしまうようなケースはあるだろうと想定できます。基本、並行で実行可能だろうとは思いますが、フルバックアップ実行中はI/Oががっつり奪われているので、バッチで処理しようとしている内容によってはI/Oを奪い合って、時間がかかってしまうようなケースや、そもそもバッチが終わってから、静止点を取ってバックアップを実行するような、業務的にストレートな処理方式を選択せざるをえないケースもあるでしょう。そんな時、その処理らが、朝の開局までにちゃんと終わるんですか、とか、オンライン業務へ影響が出てくるようなことはないか、なんてことはIT屋さんとしては、ちゃんと考慮しておかないといけないわけです。
24/365サービス提供をしているような、オンラインメインのサーバ群では、むしろ、どうやって負荷をさけながら、定常処理をさせるかを考えてアーキテクチャを作るでしょうから、まともなアーキテクトが設計をしていれば、こういった問題は発生しないはずです。しかし、バッチ処理メインの業務提供時間が決まっているようなサーバ群だと、深夜はジョブの実行でそれこそ分単位でスケジュールが組まれ、ちょっとジョブが遅延しようものなら、朝の開局にまにあわない、なんてことはまま発生しちゃうんです。なので、ジョブ設計においては、日常的に問題ないだろうというギリギリでバッファがほとんどない状態だと、特殊な事情によっては、業務へ甚大な影響を引き起こしちゃうこともあるんですよね。クラウド屋さんたちであれば、そんなの一時的にサーバ増やしたら良いじゃん、なんて感じで考えるだろうかも知れませんが、バッチ処理って複雑に絡み合って、クリティカルパスだけをとってみても、並列化できなかったり、そもそもリソースの問題じゃなかったりして、サーバを増やせば解決するわけないってこともあるわけです。ですから、バッチジョブ自体のアプリの作り方も然り、ジョブネットの設計も然り、I/O やリソースの集中時間帯をどうやってずらすか、なんてことを提案の段階である程度抑えていないと、実際に具体的なデザインを始めたときに「こりゃダメだ」なんて八方ふさがりにも陥ってしまうわけです。
特殊な事情やイベントってものは、なかなか想定できないですし、長い間つかっていくうちに、あらたな特殊事情が産まれてくることもあります。そんな時に、どれだけの考慮を最初にしておくことができるかで、日常的なタスクも、厄介な問題をかかえずに処理することができるんですね。予め、予測を立てながら、きちんとデザインをしておくことで、日常タスクを正しく継続してこなすことができるということです。と言うことで、あっしも、夏場はランではなく水泳しに行くとか、朝だけはがんがんに部屋を冷やしておいて、むしろ寒い状態で筋トレをするなど、発汗への対策をつくって、今年の夏を迎えたいと思います。かしこ。
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