IT業界エキスパートのためのオススメ書籍(しょっさん編)

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IT業界で生業とされている方々、夢の長期休暇ですね。システムを止めて作業できる、一年をとおして数少ない時期です。
さぁ、あなたの作業はWindowsのアップデートですか? アプリのリリースですか? Linux のバージョンアップですか?
はたまた、新しいハードウェアへの移行ですか、移設ですか? このすごしやすい時期に作業できるなんて、ホント楽しいですね!

私も昔を思い出して、余計なことを思い出したもんだと、後悔しています。後悔する以前にシステム更改あるわけでもないのに、すげー仕事してます。助けて。

さて、悪夢を一旦忘れて、現実逃避にblogでも書いておくことにします。
ついに「エキスパート」です。エキスパートとは言っても、電車の時間しらべるわけじゃないです、私が買ってもらった X68000 のことでもないです、「専門家」「達人」などを意味する「エキスパート」です。
よもや「専門家」や「達人」となったら、本を読むなんて事はないだろ、へへんてな感じでしょうが、そんなことはありません。技術を洗練した「専門家」になったとしても、その技術を社会や会社に貢献できなければ、ほとんど意味がありません。

では、そんな技術的に達人になった人たちに、なにをお勧めするかというと。
次のステップアップは「ビジネス」であると考えています。

せっかく身につけた技術を、お客様やユーザの方たちの要求に応じて提供できなければ、宝の持ち腐れです。そんなたいそうな技術を持ちながら、窓際にならずに素晴らしいアーキテクチャをビジネスに変えていく力、エキスパートにはそれが望まれています。ビジネスを牽引してこそ、エキスパートではないでしょうか。なかば強引な理由づけですが、個人的にはそんな風に考えています。

目次

しょっさんオススメの書籍とは

それでは「ビジネス」に繋がるオススメとはなんでしょうか。「日経ビジネス」とかでも読めばいいでしょうか。
それはそれで、見たい人がみれば良いと考えていますが、ビジネスを廻すために必要な基礎力を養いましょう。それは、ビジネスに限らず、戦略を作って進める力と、人をまとめてリードし、円滑なコミュニケーションを実行できる能力です。

ビジネスを遂行するには、相手、が必要になってきます。「相手」とは「人」です。コンピュータではありません。
とすると、その「人」へ対する能力が必要になるというコトです。私が考えるエキスパートに必要な分野は次の分野と考えています。

  1. プロジェクトマネジメント
  2. リーダーシップ
  3. コミュニケーション
  4. ネゴシエーション

あれ、どっかで見た気がする。と感じた人は、押入マニアです。以前、”oshiire*BLOG» Blog Archive » [キャリア] #qpstudy 2013.04 で、(自称)カリスマ塾講師が、新人へキャリアフレームワークの話をしてきた [将来]” でも書いた、キャリアフレームワークの「共通スキル」項目です。
ビジネスを進めるに当たって、この分野のスキルアップが重要であると、私は考えています。

では、各分野でのオススメ書籍をご紹介しましょう( ´ー`)y-~~

プロジェクトマネジメント

プロジェクトマネジメントについては、以前、”oshiire*BLOG» Blog Archive » IT業界シニアのためのオススメ書籍(しょっさん編)” で、デスマーチをご紹介しています。
この書籍でピープルコントロールが必要と知った上で、この次になるものが必要なわけです。
これらでどうぞ。

PMBOK はプロジェクトマネジメントを実現する上で、必要な項目が網羅的に述べられています。まず、これを知っているべきです。
「ビジネスの遂行にプロジェクトマネジメントなんか…」と考える人は哀れです。ビジネスの遂行にあたり、例えば戦略をもってセールスするには、営業らと混合して勧める、一つのプロジェクトです

なにも、契約したプロジェクトだけがプロジェクトではありません。日常的な活動も、複数のタスクから成り立つ小さなプロジェクトの塊です。そのため、プロジェクトをマネジメントすること、またはプロジェクトマネージャと、どのように付き合うか、なにをするべきかを知りうるに、プロジェクトマネジメントのスキルは必須事項でしょう。ぜひ、プロジェクトの進め方を学んでください。
例えば、飲み会の幹事、これも一つの小さなプロジェクトです。「参加者の決定」「お店の決定」などのマイルストーンからなりたち、最後に「飲み会の実行」までの一つのプロジェクトです。
プロジェクトマネジメントの技法を知っている・知らないでは、ただの飲み会の幹事でも実行力が変わってきます。安心して飲み会を任せられる人には、マネジメント能力が備わっているから、安心できるわけです。

デスマーチとの対に読んだらいいんじゃないかな、と言うのがこれです。多分。

リーダーシップ

そもそもリーダーシップとはなんぞやとか思いつつ、感じている人も多いことでしょう。
特に、マネージャとリーダーとの区別をする部分が必要です。マネージャとリーダーは「別」であることを認識しておきましょう。

まず、この2冊をオススメします。マネージャとリーダーの分類だけであれば、「最高の〜」だけで十分ですが、マネジメントとリーダーシップの古典をまとめきった「7つの習慣」は基礎的な考え方としてもっておいて損はありません。

リーダーシップ、とは、まずマネジメントとの違いを理解するところが入り口だと考えてます。これらの本は「マネージャ」向けの本としても成り立っていますが、マネージャの役割を理解することで、リーダーが何をすべきかが明確になります。

あれ、ピープルマネジメントの本だから、プロジェクトマネジメントの本じゃないかな?
と思われるかも知れませんが、この本はマネージする本ではなく、リーダーシップを持った人の持っている能力はなにか、と言うものをまとめている古典中の古典です。
人を動かすのはリーダーの役割、そのリソースを最適配置するのがマネージャの役割、と考えれば、ピープルマネジメントは、どちらかというとリーダーの役目だと言うことが理解できるでしょう。

リーダーシップばっかりオススメ本大杉じゃねぇかとか思わないでください。人を引っ張って進めていくと言うことは、それだけ多くの能力が必要だと言うことです。
リーダーには、その考え方も然りですが、先を見据えての進め方、シナリオを作る能力も必要です。

コミュニケーション

コミュニケーションとかwww と揶揄されがちな能力で、もって生まれた能力であって、こんなのは※イケ〜みたいなノリがあります。ですが、そのコミュニケーションも突き詰めれば、どのように相手と相対すべきか、どのように接するべきか研究がなされ、スキル分野として確立しています
私の考えているコミュニケーション能力として、次の5つが必要だと考えています。

  1. ロジカルシンキング
  2. アクティブリスニング
  3. アサーティブコミュニケーション
  4. ネゴシエーション
  5. ファシリテーション

ネゴシエーションとか、次の章の話じゃねぇか? と思われるかも知れませんが、それ自身もコミュニケーションのためのスキルであることは否めません。
いずれにしても、この5項目についてオススメ書籍のご紹介が必要でしょうが。

ですが、あえて、ここでは各分野の本はご紹介せずに、次の本だけをオススメします。
コミュニケーションに必要なものは、たった一つ、相手のことを興味を持って好きになるコトです。とは言っても、そんな簡単にはできません。
それに、そんな万人を好きになれと言うこともむずかしいでしょう。

そのきっかけになれば良い本をご紹介ます。

はい、題名からして怪しいですね。

とは言え、この本は、人間関係を知るには良書です。この本は、コミュニケーションに関する、良いきっかけを与えてくれるものと考えています。
今日、ご紹介している本のうち一番のオススメは何かと言えば、この本です。騙されたと思って買ってください。騙されますから(・∀・)

まぁ、騙されるのも良いと思いますよ。騙されてみてはいかがでしょうか?

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